【ワシントン三木幸治】アメリカのトランプ大統領とドイツのメルケル首相は27日、ホワイトハウスで会談しました。
(写真:anninhthudo.vn) |
メルケル氏は、トランプ氏が離脱を強く示唆するイラン核合意の維持やEU=欧州連合に対する関税制裁措置の恒久的除外を求めましたが、意見の一致はみられませんでした。
メルケル氏は会談後の記者会見で、ウラン濃縮活動を認めている現行の核合意を「不十分だ」と認め、トランプ氏の主張に理解を示しました。その上で、イランによる弾道ミサイルの開発制限などの「新たな合意」にイギリス、フランスと共に取り組む意向を示し、アメリカが核合意を維持するよう促しました。フランスのマクロン大統領もトランプ氏に同様の働きかけをしています。